高齢者の交通事故防止
令和6年の市内での交通事故は、前年に比べて、発生件数・負傷者数ともに増加しています。
また、令和6年中に死亡事故の発生はありませんでしたが、令和7年は高齢者の重大事故が発生しており、注意が必要です。
高齢者の皆さまが安全に日常生活を送るためには、日々のちょっとした注意や心がけが大切です。
このページでは、交通事故を未然に防ぐためのポイントや注意事項をわかりやすく紹介します。
高齢者の交通事故の特徴
都内では死者数が増加している
令和6年中、都内での高齢者の交通事故件数は前年より減少しましたが、
死者数に関しては前年比+10名と大幅に増加しています。
歩行中の重大事故が多い
交通事故により亡くなられた方の6割以上が歩行者です。
「車は止まってくれる」「車は自分に気づいてくれている」といった考え方は、とても危険です。
自分の命は自分で守るという気持ちで、安全確認をしましょう。
歩行者側にも違反がある
交通事故により亡くなられた歩行者の約半数が違反をしています。
特に多いのが横断禁止場所の横断や横断歩道以外を横断する違反です。
一方で、違反をしていなくても事故に遭うケースも少なくありません。
そのため、交通ルールを守ることに加えて、横断前・横断中の確実な安全確認が重要です。
市内の交通事故は自転車乗車中が多い
市内で交通事故により負傷した高齢者の約6割は自転車乗車中の事故によるものです。
自転車事故の多くは、単独での転倒や、交差点での出会い頭の衝突が原因となっています。
大きい荷物がある場合や、狭い道などでは、無理をせず自転車を押して歩きましょう。
信号や一時停止を守って、安全に利用しましょう。
夕暮れ時の外出に要注意
16~18時の夕暮れ時に最も多く事故が発生しています。
帰宅や買い物で交通量が増えるうえ、日没前後で視認性が低下しやすいことが重なり、事故の危険が高まります。
お出かけの際には、明るい服装に反射材をつけて、『気づかれる工夫』をしましょう。
市内での重大事故
市内では令和7年中に重大事故が2件発生しています。
いずれの事故も、トラックが大通りへ出る際、車両の流れに気を取られ、歩行者や自転車に気づかず衝突したものです。
重大事故からわかる注意点
駐車場出入口には要注意
駐車場内や出入口では多くの事故が発生しています。
駐車場内では、車が不規則に動きます。
動いている車には近づかず、車の動きに注意しましょう。
また、出入口で一時停止せずに通過する車も多くいます。
「歩行者優先」という気持ちを捨てて、車が止まるか、よく確認をして通行しましょう。
運転手は気づいているか
歩道や交差点の手前で一時停止をしている車でも、歩行者や自転車を見落としていることがあります。
運転手の目を見て、自分(通行者)に気づいているか、アイコンタクトで安全を確認しましょう。
交通事故に遭わないために
歩行者

- 遠回りでも横断歩道を利用しましょう。
- 横断歩道では左右の安全を確認しましょう。
- 横断中でも周囲の車両の動きに注意しましょう。
- 信号を守り、青点滅での無理な横断はやめましょう。
- 明るい服装に反射材をつけましょう。
自転車

- 車道では左側を通行しましょう。
- 歩道を通行する時は歩く人を優先し、車道側を止まれる速度で走りましょう。
- 交差点では信号と一時停止を守って、安全を確認しましょう。
- 暗くなったら、必ずライトをつけましょう。
- ヘルメットをしっかりかぶりましょう。
自動車

-
身体能力と認知能力の変化を自覚しましょう。
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速度を落として、ゆとりのある運転をしましょう。
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天気や時間帯など、不安を感じる場合の運転は避けましょう。
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慌てず焦らず、安全確認と慎重な運転操作を心がけましょう。
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運転に不安を感じたら、運転免許の自主返納を検討しましょう。
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