市民記者レポート
東やまと市報令和7年11月15日号
地域の誇りを未来へつなぐ
気温も湿度もまだまだ厳しい9月上旬、週末になると市内に祭のお囃子が響く。 狭山緑地の郷土博物館を少し上ったところにある八幡神社では例大祭が行われた。3年前から氏子の皆さんと地域再生NPOヒガシヤマトみらい基地がタッグを組み、新しい賑わいを見せている。境内には食欲をそそる露店やキッチンカー、子どもで賑わうワークショップ等が並び、また本殿前の畳敷きステージで繰り広げられる奉納パフォーマンスはとにかくどれも興味深く見応えたっぷり。特に初めて生で見る石見神楽とヲタ芸は期待以上に迫力満点で大いに魅了されたし、多くの来場者の満足そうな笑顔が印象的だった。 一方、地元有志によって復活・継承されている高木神社の獅子舞は、地元の人たちが見守る中始まった。赤い頭に金歯を鳴らし厄払いをするものとは異なり、本殿前のしめ縄と松明で囲われた土俵で狐と3頭の獅子が笛の音や唄に合わせて長い髪を激しく振り乱し、股の太鼓を鳴らしながら舞う!飛ぶ!ストーリーがあり厳かでコミカルな演劇を見入るように引き込まれる。花笠をかぶった簓子の子どもたちも舞台に華やかさを添えていた。奉納後、獅子頭から落ちた髪や紙片を皆がお守りとしていただいて大事に持ち帰っていた。 老若男女幅広く心から楽しめる新しい形で創り出した祭と、江戸時代から長い伝統を持つ芸能文化を継承する舞。どちらも地元への愛と誇りを感じる、豊かな時間でした。
(市民記者 市村和美)
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