市民記者レポート

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ページ番号1003916  更新日 2024年4月14日

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東やまと市報令和6年4月15日号

継続の素晴らしさ

 3月20日に開催された多摩湖駅伝大会は、前身の大会も含めると70年以上の歴史があります。大会もスポーツ競技も、続けることが大切であり、難しさもあります。今回は、継続の素晴らしさについてお伝えしたいと思います。
 マラソンチームのサポートと孤児院支援のために、アフリカのエチオピアに毎年19年継続して訪問して来ました。初めてエチオピアを訪問した時に出会った孤児院は日本人から見ると「物置小屋」のような建物でした。50人ほどの瘦せこけた子どもたちと土間のようなところに年をとった女性が一緒に寝ていました。その女性が院長でした。病気のようで起きることが出来ない状態でした。翌年2回目のエチオピアを訪問したところ、孤児院があったところは更地になっていました。調べると隣町に移転しており、院長は少し回復していました。帰国後、1年間市民ランナーの協力の元、小さなマラソン大会を毎月開催し、その参加料と子供服や文具などをたくさん孤児院に持って行きました。それから毎年訪問し3年目にエチオピア大使館から「日本から消防車を5台頂いた。その消防車を船便で送る資金が無いので何とかならないか」と相談を受けました。もちろんそんなお金はありませんでしたが、日本にいる方の支援により、消防車をエチオピアに送ることができました。次に12年ほど通ったときにエチオピアの国営テレビで、日本人が毎年エチオピアの孤児院を訪れサポートをしていることが報道されたことで、現地の方の協力により、75名のうち15名が学校に通うことができました。また19年目に訪れたときに院長が私の手を握り泣きました。部屋の壁に院長と握手をする大柄な男性の写真がありました。「誰ですか?」と聞くと「国の人」と言いました。日本人が通い続けている孤児院があると聞き訪ねてきたそうです。その写真を写メに撮り日本に帰ってエチオピア大使館に送り「この方は誰ですか?」と聞いたら、なんと「今度首相になったアビィ首相です」驚きました。その後孤児院は国が新しく建ててくれたようです。2019年まで19年間訪問して来ましたが、コロナでその後は行っていません。しかし小さなことでも継続することで大きなことに繋がることもあると感じました。
(市民記者 大隈広貴)

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