帯状疱疹ワクチン予防接種(定期接種)

  • ツイッターでツイート(外部リンク・新しいウィンドウで開きます)
  • フェイスブックでシェア(外部リンク・新しいウィンドウで開きます)
  • ラインでシェア(外部リンク・新しいウィンドウで開きます)

ページ番号1010509  更新日 2025年4月15日

印刷大きな文字で印刷

帯状疱疹ワクチン予防接種は、予防接種法の改正により令和7年4月から(1)(2)の方を対象とした『定期の予防接種』となりました。

(1)令和7年度中に65、70、75、80、85、90、95、100歳になる方、及び100歳以上の方

(2)60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する者として厚生労働省令で定める方

帯状疱疹について

水痘・帯状疱疹ウイルス(vaticella-zoster virus:VZV)は、水痘が治癒した後も、三叉神経節等の脳神経節や脊髄後根神経節に生涯にわたり潜伏感染しますが、加齢、免疫抑制その他の原因により、VZVが再活性化し、その結果、潜伏感染をしていた神経支配領域の皮膚に帯状疱疹を発症することがあります。

発症すると体の片側に水疱を伴う紅斑が帯状に広がります。症状は、痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。治療の基本は、抗ヘルペスウイルス薬の使用ですが、皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)と呼ばれる長期間にわたる痛みが続くことがあります。

PHNには根本的な治療方法がなく、何か月、ときには何年も強い痛みが残ってしまうことがあります。痛みがひどい場合には、神経の周りに局所麻酔薬を直接注射する「神経ブロック」が選択されることもあります。
50歳以上では、帯状疱疹を発症した人の約2割がPHNに移行すると言われています。発症部位によっては、角膜炎等による視力低下や失明、Ramsay-Hunt症候群(耳介部の水疱形成、顔面神経麻痺、難聴、めまい)といった合併症があります。

この機会に、対象の方はワクチン接種をして帯状疱疹予防をすることをお勧めします。

帯状疱疹ワクチンの効果

帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告)

生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK社)

接種後1年時点

6割程度の予防効果 9割以上の予防効果

接種後5年時点

4割程度の予防効果 9割程度の予防効果

接種後10年時点

7割程度の予防効果

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

厚生労働省作成「帯状疱疹の予防接種についての説明書」より

 

帯状疱疹ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問合せください。

主な副反応の発現割合

生ワクチン(阪大微研)

組換えワクチン(GSK社)

70%以上

疼痛*

30%以上 発赤*

発赤*

筋肉痛、疲労

10%以上

そう痒感*、熱感*

腫脹*、疼痛*、硬結*

頭痛、腫脹*

悪寒、発熱、胃腸症状

1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

*ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書より厚労省にて作成

厚生労働省作成「帯状疱疹の予防接種についての説明書」より

 

令和7年度接種対象者

●令和7年度中に65、70、75、80、85、90、95、100歳になる方、及び100歳以上の方
●予防接種当日に60 歳以上65 歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方

※過去に生ワクチンを1回または、不活化ワクチンを2回すでに接種済みの方は、原則対象者となりません。

予診票の送付及び接種期間について

令和7年度の対象の方には、令和7年3月末に予診票を2回分送付いたしました。

生ワクチンを接種する場合は、1回分のみ使用してください。

接種期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日までです。

※転入された方は、前住所地で発行された予診票は使用できません。東大和市の予診票を発行しますので、市保健センターにご連絡ください。

※60 歳以上65 歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方については、予診票発行にあたり審査が必要となります。まずは市保健センターまでお問合せください。

接種費用

医療機関の設定する助成前の接種費用から助成額を差し引いた額を医療機関でお支払いいただきます。(ただし、生活保護受給者等※を除く。)

※生活保護受給者、中国残留邦人等支援給付受給者は、市役所の生活福祉課で「受給証明書」の発行を受けて、実施医療機関に提出してください。

 

 助成額上限:生ワクチン(1回接種)6,500円/回 、 不活化ワクチン(2回接種)12,500円/回

【例】

(1)生ワクチンを接種。医療機関設定額が8,000円の場合 

 → 自己負担額 1,500円(8,000円-6,500円)

(2)不活化ワクチンを接種。医療機関設定額が1回当たり23,000円の場合 

 → 自己負担額 1回当たり10,500円 (23,000円-12,500円)

 ※2回目接種時の自己負担額も10,500円となるので、自己負担額は2回で計21,000円となります。

市内実施医療機関一覧

以下の市内実施医療機関へ予約の上、接種してください。

※一覧表内の医療機関以外での接種は、原則、全額自費となります。

 ただし、長期入院、施設入所されている等の理由がある場合は、事前申請により助成が受けられる場合があります。一度市保健センターまでお問合せください。

 

予防接種健康被害救済制度について

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

関連ページ

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)

このページに関するお問い合わせ

健幸福祉部健康推進課成人保健係
〒207-0015 東京都東大和市中央3-918-1
電話:042-565-5211 ファクス:042-561-0711
健幸福祉部健康推進課成人保健係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。