障害者理解促進事業

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ページ番号1003051  更新日 2022年10月21日

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さまざまな障害をテーマに理解促進のための催しを実施しています。

12月3日~9日は「障害者週間」です

障害のある人もない人も、皆、同じ社会の中で暮らしています。お互いの人格と個性を尊重し支え合い、地域で安心して暮らせることのできる共生社会の形成が望まれます。障害者基本法で定められた「障害者週間」は、より多くの方に障害のある方への関心と理解を深めていただき、障害のある方の社会参加をより一層促進するために設けられたものです。

障害者週間にあわせて「障害者理解促進事業」を実施しています

市では、障害者週間にちなんだ事業として、障害者理解促進事業を開催しています。
ひとくちに障害といっても、さまざまな障害があります。毎年度、障害ごとにテーマを設けることとし、企画段階から障害当事者の方々の協力を得て、事業を実施しています。

令和元年度障害者理解促進事業「生きるってこんなに楽しいんだ! 重心、最重度の障害児・者とともに生きる」

令和元年12月8日(日曜日)に、重症心身障害児・者の理解を深めることができる事業を開催しました。

重症心身障害児・者(重心)の方は、身体・知的に重度の障害がありますが、決して寝たきりの生活をしているわけではありません。外出や食事、コミュニケーションなど、様々な場面で工夫をしながら、地域で生き生きと暮らしています。重心の方の工夫を体験して理解を深めました。

当日は、「東大和市 心身障害児・者 家族の会 ゆめのわ」の方を中心に4つのコーナーを設け、参加された方に体験していただきました。

  1. お出かけコーナー 重心の方の車いすでの外出体験をしていただき、駐車場の乗降や外出先での食事や医療的ケアの困難さを体験していただきました。
  2. 学ぶコーナー 村山特別支援学校の先生をお招きし、学習や教材の工夫を知っていただきました。
  3. コミュニケーションコーナー 下川和洋氏をお招きし、意思疎通の困難さを克服するための工夫を知っていただくとともに、ICT機器などのコミュニケーションツールを体験していただきました。
  4. 表現するコーナー 臨床美術士の宮原美香氏をお招きし、豊かな創作活動を知っていただくとともに、参加された方で創作活動を体験していただきました。

写真:お出かけコーナー

写真:学ぶコーナー

写真:コミュニケーションコーナー

写真:表現するコーナー


重心の方は、車いすがベビーカーと間違えられてしまったり、外食するときも駐車場や店内は広いか、食べられるように加工してもらえるかなど、少し外出するだけでも、事前に確認や準備をしたりしています。地域の住民やお店の方などに理解していただいたり少し工夫や配慮していただくだけで活動の幅は大きく広がります。市では、今後も障害のある方の理解を促進する事業に取り組んでまいります。

事業については次の添付ファイルをダウンロードしてご確認ください。

平成30年度障害者理解促進事業「障害のある人が暮らしやすいまちに 事業主のみなさんができる配慮・工夫・対応とは」

平成30年12月8日(土曜日)と平成31年1月28日(月曜日)に、障害者差別解消法の民間事業者向け研修会を開催しました。

こんな「工夫」から始めましょう!

障害のある人がまちへ出かけたとき、入ってみたいお店だけど、ちょっとした段差であきらめてしまうことがあります。そんなときに求められるのが「合理的配慮の提供」です。平成28年に「障害者差別解消法」が施行され、「合理的配慮の提供」が、国や地方公共団体は義務、民間事業者は努力義務とされました。平成30年10月に施行された東京都の障害者差別解消条例では、民間事業者に「合理的配慮の提供」を義務付けています。

研修会では、東大和市地域自立支援協議会生活部会が作成した冊子「あなたにもできる!~障害のある人たちと共に生活できる街づくり~」をテキストとして、障害のある人が困っていること、望ましい合理的配慮、すぐにでもできる工夫の紹介がありました。また、障害当事者の講師からは、自らの体験の基づいた事業主の方に望む配慮をお話いただきました。

研修会には、10数社の事業主の方が業務の合間を縫って出席し、関心を持って講師の話を聞きました。市内には、規模の小さな事業所が多く、「合理的配慮の提供」といっても、何からできるのかという不安も大きいのではないかと思います。冊子では、すぐにでもできる工夫として、例えば飲食店では、メニューに絵や写真をつけることで知的障害のある人が注文しやすい、小売店では、大きく太い字で商品名を表記することで視覚障害の人が見やすい、入口の小さな段差には、簡易スロープを用意してあれば車いすでも入りやすい、などを紹介しています。

事業主の方のちょっとした工夫が、障害のある人にとってもない人にとっても、暮らしやすいまちにつながっていくものと考えます。事業主の皆様のご協力をお願いします。

写真:平成30年度障害者理解促進事業の様子

平成29年度障害者理解促進事業「高次脳機能障害者を支える 家族・支援者ができること」

平成29年11月29日(水曜日)に高次脳機能障害をテーマにして、障害者理解促進事業「高次脳機能障害者を支える 家族・支援者ができること」を開催しました。

「高次脳機能障害」をご存知ですか?頭部外傷(交通事故・転倒など)や脳卒中(脳梗塞・脳出血など)が原因で、からだの障害とは別にさまざまな症状が現れるものです。外見からは障害があることがわかりにくく、周囲の人から誤解を受ける場合もあり、当事者のみならず、家族や支援者もさまざまな困難を抱えています。

当日は、高次脳機能障害の圏域支援拠点機関である村山医療センターのリハビリテーション科医長の植村修氏から「高次脳機能障害と認知症」と題したお話として、(1)発症の原因 (2)認知症との違い (3)さまざまな障害(失語症、記憶障害、注意障害、失認、失行、半側空間無視、遂行機能障害、病識欠落、意欲・感情の変化など) (4)治療とリハビリ (5)家庭でできること (6)利用できる制度やサービスなどについてうかがいました。

その後、グループに分かれた意見交換を行いました。高次脳機能障害は、まだ一般によく知られていない障害で、当事者、家族、支援者などが、一堂に会するということも初めての機会で、お互いの関係づくりをするよいきっかけとなりました。

最後に、講師から、「一番大事なのは、社会との関わりを持って、本人の人間性を保てるようにすること」との言葉があり、このような催しを通して、より多くの方が高次脳機能障害を理解し、支援を広げていけるよう、市としても取組を進めていきたいと考えています。

写真:平成29年度障害者理解促進事業の様子

平成28年度障害者理解促進事業「車いす・ふしぎ発見!」

平成28年12月17日(土曜日)に障害者理解促進事業の催しとして、肢体不自由をテーマに「車いす・ふしぎ発見!」を中央公民館ホールで開催しました。

体験して、理解深まり、ふしぎ発見!

平成28年度の催しでは、一般市民の方や市民有志のボランティアの方、見学者など多くの方の参加があり、皆さんに障害者理解を深めていただくための体験をしていただきました。ボッチャ・スラロームといった障害者スポーツの体験の催しのほかに、肢体不自由者を中心とした合唱団(合唱団名:アンサンブルピギター)による合唱の披露、しょうがいしゃクイズ、障害のある方とのトーク、市内作業所の作品販売も行われ、参加者には参加賞や成績に応じた賞状の贈呈がありました。

参加した方々からは、

「実際に障害者スポーツを体験してみて、ルールも簡単で誰でもできるし、面白かった」
「実際に車いすに座り、両手で車輪をまわしてみると今まで感じなかった床や道の凹凸が感じられた」
「車いすの操作が自分の思うようにいかず難しかった」
「車いすからの目線は普段見ている目線の位置から比べるととても低かった」
「しょうがいしゃクイズでは、障害者マークなど普段何気なく目にしているものでも意味を知らないものがあり、発見があった」

といった感想や意見が寄せられました。

障害者スポーツ体験やしょうがいしゃクイズなどの催しを通して障害者理解を深めていただく貴重な機会になりました。
市では、今後もこのような事業に取り組み、障害者理解の促進を進めていきたいと考えています。

写真:チラシ 知ってください肢体不自由のこと

平成28年度障害者理解促進事業の様子

写真:平成28年度障害者理解促進事業の様子1

写真:平成28年度障害者理解促進事業の様子2

写真:チラシ 車いす・ふしぎ発見!

その他、お問い合わせについては、市役所障害福祉課(042-563-2111内線1123)までお電話ください。

平成27年度障害者理解促進事業「知ってください! 知的に障害のある 私たちのことを」

平成27年12月6日に知的障害をテーマにして、障害者理解促進事業「知ってください! 知的に障害のある 私たちのことを」を中央公民館ホールで開催しました。

見て、聞いて、体験して知った知的障害のこと

平成27年度の催しでは、知的障害や発達障害の子を持つ親たちで結成された「座間キャラバン隊」の皆さんに「障害について知ってもらう」ための公演をしていただきました。パワーポイントの映像によるダウン症や自閉症の特性についての説明の後、体験コーナー。ペットボトルメガネで自閉症の人がどのように見えているのか、軍手をつけての折り紙で手の使いにくさを体験。こうした体験を通して、障害のある方がどんな気持ちになるのか、どのようにしてほしいと思っているのかを知ることができたのではないでしょうか。その後、アニメや紙芝居で接し方や適切な対応のヒントが紹介されました。

公演の後、地域で暮らす知的障害のある方、4組の発表がありました。仲間と暮らすグループホームのこと、会社や作業所での仕事のこと、友達や趣味のこと、そして将来の夢などを語っていただきました。また、言葉では伝えづらい方の思いは、親の方たちが代わって伝えていただきました。

約150人の市民が来場し、参加された方からは、
「キャラバン隊の公演はひじょうにわかりやすかった。」
「当事者の方からのお話は、大変わかりやすく身近に感じることができました。」
「ひとつひとつゆっくりと接することが大事と思いました。」
などの感想や意見が寄せられました。

市内には、知的障害のある方が通う作業所などが10か所以上、共同で生活しているグループホームが20か所程度あります。

市民一人ひとりが障害についての理解を深めることが、障害のある人が安心して地域で暮らすことにつながります。

写真:チラシ 知ってください!知的障害のこと

平成27年度障害者理解促進事業の様子

写真:平成27年度障害者理解促進事業の様子1

写真:平成27年度障害者理解促進事業の様子2

写真:平成27年度障害者理解促進事業の様子3

写真:平成27年度障害者理解促進事業の様子4

写真:平成27年度障害者理解促進事業の様子5

平成26年度障害者理解促進事業「見えない世界を知ろう 視覚障害者とともに」

平成26年12月7日に視覚障害をテーマにして、障害者理解促進事業「見えない世界を知ろう 視覚障害者とともに」を中央公民館ホールで開催しました。

さまざまな「見えない」体験を通して理解が深まる

平成26年度の催しは、目の病気や最新医療の現状などを交えて、この分野の第一人者である仲泊聡氏(眼科医・国立障害者リハビリテーションセンター第二診療部長)の講演をはじめ、東大和市視覚障害者ひとみサークル、東大和市音訳グループ、東大和市社会福祉協議会や市民有志のボランティアの方々にご協力いただき、昨年度好評であった体験コーナーを視覚障害というテーマに合わせて「見えない世界を体験しよう(アイマスク体験)」「点字で名前を打ってみよう(点字作成器の使用体験)」「見えない人の便利グッズほかの展示」を実施しました。当日は、一般市民の方、市民有志のボランティアスタッフの方などを合わせて100人余りの皆さんの参加がありました。
参加された方からは、
「見えていることが当たり前の生活の中で気付けていなかったことを体験でき、考えるきっかけになりました。」
「仲泊先生の講演、浜畑様のお話(を聞いて)知らないことがたくさん学べた。」
「当事者のお話がよかった。もっとお話を聞きたかった。」
「体験は良いことです(相手の立場がわかる)。」
「理解が深まると言ってしまうには、まだ足りませんが、見えないということがどのような事なのか、以前より想像しやすくなりました。」
「もっと若い人に関心を持ってほしいです。」
などの感想や意見が寄せられました。

「視覚障害いろは歌」とは

今回、視覚障害をテーマにした障害者理解促進事業を開催するに当たり、準備の段階からご協力いただいた市内の視覚障害者団体「ひとみサークル」会員の鈴木儀二郎氏が、視覚障害にまつわる様々な事柄や想いを歌った「いろは歌」を、制作・提供していただきました。
これらの歌の中には、視覚障害者の日常生活やお困りごと、温かいご支援への感謝など、様々な想いが込められたものとなっています。制作者は全盲の方で、当初、「いろは歌」は点字で打たれた形で制作されました。それを訳して「かるた」の形にしたものをパネルとチラシにして展示・配布しました。

平成26年度障害者理解促進事業の様子

写真:平成26年度障害者理解促進事業の様子 講演
仲泊先生による講演の様子
写真:平成26年度障害者理解促進事業の様子 お話
市内視覚障害者団体ひとみサークル代表の方によるお話の様子
写真:平成26年度障害者理解促進事業の様子 アイマスク体験
体験コーナー「見えない世界を体験しよう」の様子
写真:平成26年度障害者理解促進事業の様子 点字体験
体験コーナー「点字で名前を打ってみよう」の様子
写真:平成26年度障害者理解促進事業の様子 便利グッズ展示
展示コーナー「見えない人の便利グッズ」の様子

平成25年度障害者理解促進事業「音のない世界を知ろう 聞こえない人とともに生きるために」

市では、平成25年12月15日に聴覚障害をテーマにして、障害者理解促進事業「音のない世界を知ろう 聞こえない人とともに生きるために」を中央公民館ホールで開催しました。

さまざまな「聞こえない」体験を通して理解が深まる

平成25年度の催しは、東大和市聴覚障害者協会、東大和市手話通訳者の会、手話サークルピーナッツにご協力いただき、「音のない世界の疑似体験」「手話に親しもう」「聴導犬デモンストレーション」などのコーナーを設けて、実際の体験を通して、聴覚障害についての理解を深めていただきました。当日は、一般市民の方、スタッフ合わせて小さなお子さんからご高齢の方まで120名余りの方の参加があり、盛況のうち終えることができました。
参加された方からは、
「何も聞こえないまま道を歩いたりして、無音の世界はとてもつらいということに気付いた。」
「実際に耳の聞こえない方と接して、少し気持ちを察することができるようになった。」
「聴導犬の働きぶりに感動した。」
「手話ができない人でもどのように手助けができるか知りたい。」
「聴覚障害者以外の障害のある方との交流イベントも開催してほしい。」
などの感想や意見が寄せられました。
市では、今後もこのような事業に取り組み、障害者理解の促進を進めていきたいと考えています。

平成25年度障害者理解促進事業の様子

写真:平成25年度障害者理解促進事業の様子1
聴覚障害者と手話通訳者による手話指導
写真:平成25年度障害者理解促進事業の様子2
ヘッドホンをつけて音のない世界の疑似体験
写真:平成25年度障害者理解促進事業の様子3
聴導犬のジャミーが大活躍
写真:平成25年度障害者理解促進事業の様子
最後はスタッフ有志が手話コーラスを披露

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