東大和市の【地球温暖化対策】
地球温暖化って何だろう?
「地球温暖化」という言葉を見聞きする機会は多いと思いますが、そもそも「地球温暖化」が何を指すか、ご存知ですか?
ひとことで言えば、地球全体の平均気温が上がっていくことが「地球温暖化」です。
地球温暖化が進むと、世界中の自然や暮らしに様々な影響が出て、様々な問題を引き起こしてしまいます。乗り物を動かしたり、電気をつくったりするために、燃料を燃やし生活をするようになった人間の暮らし方の変化が、地球温暖化の主な原因です。
地球温暖化の仕組み
地球の表面は、太陽の熱で温められています。余分な熱は宇宙に出ていきますが、その一部が大気中の「温室効果ガス」に吸収されることで、地球全体の気温をほどよく保っています。
ところが、温室効果ガスが増えすぎると、宇宙に出るはずだった熱が地球にこもってしまい、地球全体の平均気温が上がってしまいます。
温室効果ガスって?
地球の表面から出る熱を吸収して地球の温度を保つ「温室効果」という性質を持った気体のことです。英語では「グリーンハウス・ガス(GHG)」などと呼ばれます。
日本が排出している温室効果ガスの約9割が二酸化炭素です。
二酸化炭素って?
二酸化炭素(CO2)は温室効果ガスのひとつで、ものを燃やすと出てくる気体にふくまれている身近なものです。
また、電気の多くは、燃料を燃やしてつくられています。すなわち、例えばスマートフォンの充電をしたりテレビを見たりして電気を使うことは、CO2を出すことにつながります。
呼吸を止めたほうが良い…?
確かに、われわれ人間の吐く息(呼気)にはCO2が含まれています。約1.2億人の日本国民が呼吸を止めれば、1年間で約4,000万トンのCO2を削減できるでしょう。
…しかし、本当に人間の呼吸がCO2濃度の増加に影響しているのでしょうか。
そもそも、われわれ人間が呼吸する際には、植物が光合成によって作り出した酸素を体内に取り入れています。すなわち、呼吸によって吐き出されるCO2も、元はといえば大気中に存在していたCO2であるといえます。
このような生物的な循環の範囲内であれば、人間がいくら深呼吸しようと、大気中のCO2が大幅に増加するといったことには結びつきません。
このような生物的な循環から外れて、化石燃料を大量に燃やすようなことをすると、本来増えるはずのなかったCO2が増えて、地球温暖化が進行してしまうのです。
地球温暖化がすすむと、どんなことが起きるの?
地球温暖化が進むと、今までにないレベルの猛暑や大雨などの異常気象が増加するなど、世界中の自然や暮らしに様々な影響が出ます。
日本国内では、夏場の酷暑による熱中症患者の増加や、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く「線状降水帯」の発生が挙げられます。数十年に一度レベルである「大雨特別警報」を伴う豪雨災害が、日本のどこかで毎年発生している状況です。
日本国外に目を向けても、発達した熱帯低気圧(台風やハリケーンなど)や高温など、世界各地で多くの異常気象が起きています。
地球温暖化対策 何ができるかな
地球温暖化の対策には、体に無理のない範囲で節電を心掛けるなど、一人ひとりの行動が必要です。次に紹介することの中から、自分でできることを探したり、周りの人と話し合ったりして、何ができるのか、考えてみましょう。
自分でできること
- 冷暖房を使うときはカーテンを閉めよう
フィルター清掃や室外機の環境整備も効果的 - 照明を使う時間は短くしよう、使わないときはこまめに消そう
- 冷蔵庫の開け閉めは短い時間で
中身は整理して、ものをつめすぎないようにしよう - 自家用車の使用は控えて電車やバスを使おう
- テレビを見ていないときは電源を切ろう
しばらく見ないときはプラグをぬこう - 扇風機やサーキュレーターを上手に使おう
- 冬はカーテンなどを閉めて、窓やドアから熱がにげないように工夫しよう
- 買い物はエコバックや買い物袋を持っていこう
- マイタンブラーやマイお箸を持ち歩いて使い捨てを減らそう
友達や家族みんなでできること
- エアコンのフィルターや照明器具のそうじをこまめにしよう
- 夏は打ち水をしよう
- 車を買うときは、低燃費・低公害車を選ぼう
- 窓の外に緑のカーテンをつくって、夏の日差しを防ごう
- 家では家族バラバラで過ごすことを減らし、なるべく同じ部屋で過ごそう
- お風呂は冷めないうちに入ろう
世界の国々が力を合わせ、危機に立ち向かう
地球の危機は一人の力や一つの国だけでは解決できません。全世界が心を一つにして問題に取り組んでいく必要があります。世界はこの危機をどのように乗りこえようとしているのでしょうか。
持続可能な開発目標(SDGs:エスディージーズ)
人間活動が原因で生じる様々な問題に国際社会が協力して取り組むため、2015年9月の国連総会で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。これは、すべての国が共に取り組むべき目標で、その中に「持続可能な開発目標(SDGs:エスディージーズ)」として2030年までの17の目標(ゴール)が設定されています。SDGsの目標はそれぞれ連関しているので、一つの課題解決の行動により、複数の課題解決を目指すことも可能であり、環境のみではなく、環境・経済・社会のつながりを考え、ともに解決していくことが大切になります。

東大和市役所が行う地球温暖化対策の取組
東大和市は、温室効果ガスの排出削減に取り組んでいます。
市では、令和7年3月に「東大和市地球温暖化対策実行計画」という計画をつくり、東大和市域全体で排出される温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
市役所が排出する温室効果ガス
東大和市役所(市内公共施設など含む)を一つの事業所と考えて、さまざまな事業を行うことで排出される温室効果ガスの排出量を、令和12年(2030年)度までに基準年度から「半減」させることを目標として、さまざまな取組を行います。
市域全体の温室効果ガス
市役所だけでなく、各家庭や事業所などから排出される温室効果ガスについても、令和12年(2030年)度までに基準年度から「半減」させることを目標に、周知・啓発をはじめとした取組を行います。
長期目標
2020年10月、国は温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする、カーボンニュートラルの実現を目指すことを宣言しました。
東大和市においても、2030年の50%削減という目標の先に2050年カーボンニュートラルを長期目標として見据え、施策を展開します。
詳細はこちらのページをご覧ください
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このページに関するお問い合わせ
市民生活部環境対策課ゼロカーボン推進係
〒207-8585 東京都東大和市中央3-930
電話:042-563-2111(内線:1281) ファクス:042-563-5931
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