運転免許証の自主返納

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ページ番号1002154  更新日 2025年9月2日

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近年、高齢ドライバーによる交通事故が社会的な問題となっています。
年齢を重ねるにつれて、体力や判断力が少しずつ低下し、思わぬ事故につながる危険性が高まります。
そのような中で、安心・安全な暮らしを守るための方法のひとつが「運転免許証の自主返納」です。
免許を返納することは「運転を諦める」ことではなく、ご本人やご家族、そして地域の安心を守る前向きな選択です。
ぜひ、ご自身やご家族のこれからの生活を考えるきっかけとしてご覧ください。

自主返納制度について

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運転免許証の自主返納とは、運転を続けることに不安を感じたり、今後の生活を考えて自らの判断で免許を返す制度です。

高齢になると、体力や判断力の低下によって交通事故のリスクが高まるといわれています。そのため、「安全のために運転をやめる」という選択を前向きにサポートする仕組みとして、運転免許証の自主返納制度が設けられています。

運転経歴証明書(有料)

運転経歴証明書

自主返納をすると、本人確認のための身分証明書として使える「運転経歴証明書」を交付してもらうことができます。

この証明書は運転免許証と同じように

  • 公的な身分証明書として利用でき、
  • 各種の割引や特典が受けられるものです。

なぜ自主返納が必要なのか

高齢ドライバーの事故傾向

加齢とともに、視力や聴力、反射神経、判断力などが少しずつ低下していきます。そのため、当たり前にできていた運転操作や危険の察知が難しくなり、事故につながることがあります。

事故原因になる3つのミス

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  1. 運転操作のミス(ハンドル・アクセルとブレーキ)
  2. 認知のミス(安全不確認・気づかなかった)
  3. 判断ミス(いけると思った・間に合わなかった)

手元に運転免許証があると、ついつい運転してしまいます。
「ちょっとそこまで」「知ってる道だから大丈夫」
そんな油断が取り返しのきかない重大事故につながります。
事故を起こさないためにも、返納という決断をすることが大切です。
 

自主返納を考えるタイミング

年齢だけでなく、体調や生活の変化によっても、運転に不安を感じる場面は誰にでも訪れます。
次のようなことに心当たりがある方は、一度「免許の自主返納」について考えてみましょう。

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  • 運転中にヒヤリとする場面が増えた
  • 標識や信号を見落とすことがある
  • 車庫入れや車線変更に時間がかかるようになった
  • 夜間や雨の日の運転が怖いと感じる
  • 家族や友人から心配の声をかけられた
  • 最近、運転そのものが負担に感じる

これらは誰にでも起こりうる自然な変化です。無理をして運転を続けるのではなく、生活の安全を守るための前向きな選択肢として「自主返納」を検討することが大切です。

自主返納するドライバーが増えています

グラフ
自主返納者数(令和6年・都内)

全国的には、運転免許の自主返納は少しずつ広がってきています。背景には、高齢ドライバーによる事故への社会的な関心の高まりや、返納後に受けられる各種特典の整備などがあります。 

令和6年には、全国で42万7,914人が運転免許を返納し、前年より4万4,957人多くなりました。
都内でも4万1,289人が運転免許を返納し、年々、自主返納を前向きな選択肢として受け入れる方が増えていることがわかります。
 

自主返納の手続きについて

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運転免許を自主返納する手続きは、

  • 警察署
  • 運転免許試験場
  • 運転免許更新センター で行えます。

詳細は下記リンクの警視庁ホームページでご確認ください。

自主返納の特典

運転経歴証明書の交付を受けた方

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運転経歴証明書を提示することで様々な特典を受けることができます。

  • 公共交通の運賃割引
  • 商品券の贈呈
  • 美術館、飲食店の割引 など

詳細は下記リンクの警視庁ホームページでご確認ください。

市内在住の方

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市コミュニティバス「ちょこバス」の回数乗車券(90円25枚つづり)を1冊交付します。

詳細は下記リンクの市ホームページでご確認ください。

高齢ドライバーのご家族の方へ

運転する車に同乗して確認をお願いします

  • 車に傷はないか
  • ハンドル、ブレーキ、アクセルは適切に操作しているか
  • ウインカーを忘れていないか
  • 停止位置をはみ出していないか
  • 安全不確認などでヒヤリとすることはないか

ご家族が変化に気づき、助言をすることで、未然に事故を防げます。

危険を感じた場合

「そろそろ免許を返納しなよ」「危ないから運転しないでよ」と言っても、生活が大きく変化する不安と自らの衰えを認めたくない気持ちから、簡単には決断できないものです。

返納に納得できない場合は、運転を徐々に限定していく「補償運転」をお試しください。

補償運転

加齢などに伴う運転能力の低下を認識し、自分の体調、天候、道路状況などを考慮して、危険な運転を避けて安全にゆとりをもって運転する方法です。

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  • 視界が悪い雨の日の運転は控える
  • 体調が悪い時は運転を控える
  • 遠出は控え、近所への買い物など必要最小限にする
  • 夜など暗い時間は、運転を控える

自主返納を勧める

補償運転などの対策を講じても危険がなくならない場合は、自主返納を勧めてください。

  • 事故を起こした時のリスク
  • 運転免許証以外の公的身分証(運転経歴証明書・マイナンバーカード)
  • 公共交通を利用した場合の生活 など

本人に寄り添い不安をなくしていくことで自主返納を受け入れやすくなります。

問合せ

運転免許証の自主返納については下記までお問い合わせください。

警視庁東大和警察署 電話:042-566-0110

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このページに関するお問い合わせ

まちづくり部都市基盤課交通対策係
〒207-8585 東京都東大和市中央3-930
電話:042-563-2111(内線:1256) ファクス:042-563-5930
まちづくり部都市基盤課交通対策係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。