狭山丘陵は武蔵野台地の西にある10キロメートルほどの丘陵です。
 東に向かう大きな谷2本を利用して、狭山湖(所沢市)と多摩湖(東大和市)が作られています。
 丘陵をおおう雑木林は、かつては薪炭林等人為的に管理された農用林であり、その地に住む人々と共存してきました。《雑木林の「農」》
 この丘陵を背にする東大和市では、都市にうるおいをもたらす狭山丘陵の緑と湖の自然環境を次代に引継ぎ、市のシンボルとしての景観を将来にわたって維持できるよう、その保全に努めています。《雑木林の「動物」》
 また、市の南端のかつてホタルが飛びかった野火止用水には、清流を復活させ、養殖により再びホタルの姿が見られるようになっています。

多摩湖の夕焼けの写真
多摩湖の夕焼け
コナラの若葉の写真
コナラ(ぶな科)の若葉
野火止用水の風景
野火止用水

雑木林の「農」

くず掃きの様子  「くず掃きは、子どものころからかなり手伝っていた。農家にとってくず掃きは、堆肥、燃料を用意するための大事な仕事だった。下刈りもやった。刈ったものはまとめて運び出し、くじで分配した。あの当時は、みんなで助け合う共同精神があった。」〈東大和市史資料編5から〉

雑木林の「動物」

森に生息するタヌキたち  タヌキは家族で集団生活をする。雑木林の中の崖に穴を掘ったり、古木の根元の樹洞を広げたりして巣穴にしている。〈東大和市史資料編5から〉

野火止用水

野火止用水の水路  市の南端を流れる用水です。川越城主の松平伊豆守信綱により、承応4(1655)年に玉川上水から分水して作られました。
 昭和48(1973)年に流れが途絶えてしまいましたが、翌昭和49(1974)年、東京都歴史環境保全地域に指定され、昭和59(1984)年に清流が復活しました。

 野火止緑地の木々の緑と、流れとがあいまって、静かなくつろぎの場となっています。〈東やまと20景から〉