「良い」大人になろう!

  岩隈久志投手は東大和市出身のプロ野球選手です。その岩隈投手が発起人となり、現在もその活動を広げている「BE A HERO」プロジェクトというものがあります。これは、大人も子どもも「良い行動」を心掛けて実践することで、いじめを「対処する」のではなく「予防する」ことを目的としたものです。その一環として、市内の中学校で講演会が開催されたので、私も参加してきました。
 参加者は、岩隈投手が来場するということもあり、野球少年たちが大半を占めていました。講演会は、いくつかのエピソードについて参加者に議論を促し、その考えを発表するという形式で主に進められていきました。大人だけでなく子どもたちも活発に話し合っており、講演会はかなりの盛り上がりを見せていました。
 「BE A HERO」プロジェクトには、4つの想いが込められています。それは、科学的根拠に基づいた4つの行動基準です。恥ずかしがらずに助けを求める「Help」、相手の気持ちを考える「Empathy( 共感)」、相手を大切に扱う「Respect(尊重)」、みんなを受け入れる努力をする「Open-mind」の4つです。この頭文字を繋いだものが「HERO」であり、これらの行動を日頃から心掛けることで、あなた自身が誰かにとっての「HERO」に、また誰かがあなたにとっての「HERO」になってくれるようになります。
 講演会の進行を務められていた和久田講師によると、人間の脳は思春期が終わると完成してしまい、その後の行動は思春期の頃の影響を多大に受けるとのことです。つまり、まだ脳が完成していない時期の子どもたちが「良い行動」を心掛ければ、大人に成長したとき「良い行動」をする人になることができるのです。
 このイベントに参加した子どもたちが「良い」大人に成長することを願っています。
(市民記者 本合弘樹)