第2編 第4章 第3節 都市景観の形成
現状と課題
- これまでのまちづくりにおいては、急激な人口集中等への対応から利便性、効率性を優先してきました。しかし、近年では、市民が生活者の立場から、暮らしの豊かさに対する関心を高めており、うるおいとやすらぎ、さらには歴史・文化といった要素に配慮することが求められるようになってきました。
- 本市では、狭山丘陵の保全、「東やまと20景」の指定、民話を素材としたモニュメントの配置などによって、地域の個性を活かした景観整備に努めていますが、今後、景観形成を総合的、計画的に進めるためには、まちづくりを自然、歴史、文化がもつ景観要素と連携させて進める必要があります。
また、この地で生まれ、成長する子どもたちにとって、豊かで良質な景観の身近な存在が、ふるさと意識の醸成に役立ち、また、定住意識の高まりを助長するものと考えられます。このため、定住の基盤としての景観整備が重要となっています。
- 狭山丘陵は、市街地からの遠景として貴重な景観資源であり、丘陵自体の保全とともに市街地からの眺望を確保する取り組みが必要です。
- 道路や河川・用水は、景観形成上の骨格として重要な要素であり、周囲の土地利用等は景観に配慮したものとして誘導していくことが必要です。
- 市内に残っている自然・文化・歴史的景観要素を保全し活用に努めるとともに、市民、事業者等に対し、魅力あるまちづくりへの積極的な取り組みを促し、市街地の景観の保全と創出に努める必要があります。
| 事業名 | 事業概要 | 達成状況 | 第三次計画での扱い |
|---|---|---|---|
| 都市景観デザインマニュアルの作成 | 都市景観構想を踏まえたデザインマニュアルの作成 | 未着手 | 継続 |
| 景観審査委員会の設置 | 学識経験者、専門家で組織し、建築物等の景観形成を指導 | 未着手 | 中止 |
| 景観賞制度の創設 | 景観審査委員会で景観づくり活動を表彰 | 未着手 | 中止 |
| 道路景観の整備 | モニュメント等の配置による道路景観づくり | 達成 | - |
| 花いっぱい運動の推進 | 市民参加による草花の植栽と管理 | 達成 | - |
基本目標
- 東大和らしい自然的・文化的・歴史的景観の保全と活用を図り、うるおいとやすらぎのある都市景観づくりを推進します。
- 道路、河川・用水等の空間を景観に配慮して整備するとともに、周囲の土地利用を魅力あるものに誘導するよう努めます。
- 市民、事業者等に魅力あるまちづくりへの協力を求め、景観への取り組みについての理解を得ることにより市街地の景観形成を推進します。
施策の方向
- 自然や歴史を活かした景観づくり
本市には狭山丘陵や多摩湖をはじめ、寺社や蔵、市街地に点在する農地や河川といった、まちの個性を構成する重要な要素が存在しています。これらの資源を活かすとともに地域特性に応じた景観の形成に努めていきます。
また、市制施行20周年を記念し、市内に残したい景観として制定された「東やまと20景」や地域に根ざした民話・伝承・歴史・事物をテーマに設置されている美術工芸品(モニュメント)を適切に保全・管理し、景観資源として活用を図ります。
- 景観軸の形成
主要道路は、景観形成上重要な軸としての機能を持っています。その整備に際しては、景観形成に配慮し、あわせて、沿道の建築物等についても道路景観と調和したものとなるよう誘導します。
また、河川・用水等は緑地とともに貴重な景観資源であることからうるおいとやすらぎの空間として整備・保全します。さらに、周囲の建築物等を調和あるものに誘導します。
- 市街地の景観形成
地域の生活の中心となる「生活心」における魅力ある景観づくりを進めます。また、住宅地、商業・工業・業務地においては、地区計画や建築協定、風致地区等の活用や市民参加を通して、地域特性に合わせた景観形成を図っていきます。
施策の体系
都市景観の形成
自然や歴史を活かした景観づくり
狭山丘陵の保全
東やまと20景・モニュメントの保全景観軸の形成
道路景観の整備
河川・用水景観の整備市街地の景観形成
生活心の景観整備
住宅地等の景観整備
主な事業(都市景観の形成)
| 事業名 | 事業概要 | 前期 (平成15年度~19年度) |
後期 (平成20年度~24年度) |
|---|---|---|---|
| 景観基本計画の策定 | 景観形成にかかわる基本計画を策定 | 策定 |
登録日: 2004年12月27日 / 更新日: 2007年4月3日


