現状と課題

  •  本市においては、都市計画道路の整備、東部、上北台駅周辺及び立野一丁目地区の土地区画整理事業の実施、米軍大和基地跡地利用計画にもとづく基盤整備事業などを通して、計画的な市街地整備に努めてきたところです。
     
     しかし、都市基盤が未整備な地域や工業地域内で進む土地利用転換への対応、密集市街地の防災性の向上、駅前を中心とした拠点整備、農地をはじめとした緑地空間の確保など、計画的な整備・誘導を必要とする課題が山積しています。
     
     安全で快適で魅力あるまちづくりを進めるには、市の都市整備の基本的な方針を示した「東大和市都市マスタープラン」の実現に向けて計画的な取り組みが必要です。
     
  •  近年は市街化の進展は緩やかになったとはいえ、昭和62年と平成9年の土地利用の動向を比べると、農地、工業用地が減少し、宅地や集合住宅が増加しています。現時点でも、社会・経済状況の変化や多摩モノレールの開業に伴い土地利用の転換が進んでおり、秩序ある市街地の整備が望まれています。このため、「東大和市都市マスタープラン」の都市の構造に沿った土地利用の誘導が必要です。
     
  •  少子高齢化の進行、社会・経済情勢の変化、価値観の多様化などにより、市民の日常生活重視の意識が高まっています。そのため、身近な生活圏を中心とした拠点整備が重要な課題であり、「東大和市都市マスタープラン」の生活心形成の方針に沿った拠点づくりを進める必要があります。
     
  •  従来のまちづくりは、行政主導で行われてきましたが、市民のまちづくりに対する意識の変化とともに、市民や関係権利者等との合意形成のあり方が求められています。そこで、市民と行政が計画づくりの段階から共通の認識をもち、連携を図りながら協働して取り組んでいく必要があります。
     

第二次基本計画の「主な事業」の達成状況
事業名 事業概要 達成状況 第三次計画での扱い
市街地整備方針の策定 将来の都市構造を踏まえた市街地形成の方針づくり 未着手 継続
東大和市駅周辺整備構想 ・計画の策定と推進 中心商業地としての整備を行うための総合的な構想・計画を策定し推進 達成
上北台駅周辺地区の面的整備 上北台駅周辺の市街地形成を図るための土地区画整理事業 達成
武蔵大和駅周辺整備計画の策定 自然的・歴史的資産を活かした地域中心核を形成するための計画の策定 未着手 継続
立野一丁目地区の面的整備 立野一丁目地区の市街地形成を図るための土地区画整理事業 着手 継続
芋窪四・六丁目地区の面的整備 芋窪地区の市街地形成を図るための土地区画整理事業 未着手 継続
 

基本目標

  1. 「東大和市都市マスタープラン」にもとづく土地利用の誘導を図り、秩序ある都市づくりを進めます。
     
  2. 生活者の視点に立った身近な「生活心」の整備に努め、活力のある都市づくりを進めます。
     
  3. 市民と行政が情報を共有し、協働して都市づくりを進めます。 

施策の方向

  1. 市街地の計画的な整備
     
     「東大和市都市マスタープラン」の方針にもとづき、地域特性に応じた土地利用の推進を図るため、具体的な市街地整備手法を含めた市街地整備計画を策定します。あわせて、地区の特性に応じた地域地区指定や地区計画の導入に努め、適切な土地利用を推進します。
     
     また、都市における貴重な緑地空間であるとともに防災空間としての機能も併せ持つ農地を保全し、生産緑地地区制度の適切な運用に努めて、良好な市街地の形成を図ります。
     
     さらに、良好な生活環境を保全し、秩序ある市街地の形成をめざすため、宅地開発等指導要綱にもとづいた適切な指導を行っていきます。
     
  2. 生活心の形成
     
     活力に充ちた均衡ある「生活文化都市」をめざすためには、各地域に商業、業務、文化、居住、福祉などの機能が複合化され、市民の多様な活動や交流の場となるなど身近な生活圏の中心の位置づけが必要となっています。
     
     このため、従来の都市拠点の枠を拡げ、東大和市駅周辺、上北台駅周辺、武蔵大和駅周辺、市役所周辺、玉川上水駅周辺を「生活心」と位置づけます。
     
  3. 面的整備の推進
     
     誰もが安全に安心して住み続けられるよう、居住環境や防災性の向上をめざし、基盤整備に努めていきます。具体的には、立野一丁目地区の土地区画整理事業を推進します。
     
     また、住宅密集地区の整備については、災害危険度の高い密集市街地の安全性を高めるため、建築物の不燃化を促進します。あわせて、狭あい道路や行き止まり道路の解消など、地域の環境整備を踏まえた検討を行います。
     
     さらに、工業地域の環境整備として工業事業者の操業継続意思が強い地区は、地区計画等の活用を検討し、基盤整備をはじめとする工場の生産環境整備に努めます。
     
     なお、芋窪四・六丁目地区の面的整備については、多摩モノレールの延伸に合わせ、必要な地域の基盤整備について検討を行います。
     
  4. 協働の都市づくり
     
     まちづくりを着実に進めるためには、そこで活動する人たちが、まちづくりを自分たちの問題として捉え、長期にわたって継続的に取り組んでいくこと、また、市民と行政が協力し、それぞれの立場で役割を果たしながらまちづくりを進めていくことが大切となっています。このため、市民が積極的に活動できるよう、情報の共有化の推進やまちづくり条例の制定の検討など、体制づくりに努めます。 

施策の体系

 市街地の整備

市街地の計画的な整備
  市街地整備計画の検討
  適切な地域地区指定と地区計画導入の検討
  農地の保全
  秩序ある市街地の形成

生活心の形成
  東大和市駅周辺の整備
  上北台駅周辺の整備
  武蔵大和駅周辺の整備
  市役所周辺の整備
  玉川上水駅周辺の整備

面的整備の推進
  立野一丁目土地区画整理事業の推進
  住宅密集地区の整備の検討
  工業地域の環境整備の検討
  芋窪四・六丁目地区の面的整備の検討

協働の都市づくり
  市民参加の体制づくりの推進 

主な事業(市街地の整備)

事業名 事業概要 前期
(平成15年度~19年度)
後期
(平成20年度~24年度)
都市マスタープランの見直し 都市基盤整備の基本的な方針を示した都市マスタープランを改訂   改訂
立野一丁目地区の面的整備 立野一丁目地区の市街地形成を図るための土地区画整理事業 事業実施  
武蔵大和駅周辺整備計画の策定 自然的環境等を活かした地域中心角を形成するための計画 基本調査 計画策定
まちづくり条例の策定 市民参加のまちづくりを図るための条例を策定   策定