現状と課題

  •  市内の商店分類は、小売業が主体で、次に飲食業・卸売業の順で推移してきています。商店数は、平成3年時と比べると総数で減ってきており、中でも小卸売業が目立って減っています。
     
     一方販売額は、卸売業・小売業とも増えています。
     
     商店は、概ね自然発生的に沿道や団地周辺に立地し、日常消費財や飲食を主体とした商店街が形成されています。また、近年は、大型店・スーパーマーケット・郊外型レストラン・コンビニエンスストアが増えています。
     
     15ある商店街は、売り出しやイベント等により集客等に努めています。一方では、最近、不況等の影響を受け、商業をやめてしまう小売店が目立ってきています。
     
     また、平成14年3月末現在の商工会の会員は、1,250名で組織率53.7%となっています。
     
     さらに、商業環境においては、立川市をはじめ国分寺市や東村山市などの規模の大きな商業集積地が形成されてきており、今後は、本市の持つ産業体系や文化資産などを活かした独自の商業の活性化が求められています。
     
  •  東大和市の多くの商店街は、在住客の支持を得て発展してきている経緯があります。しかしながら、モータリゼーションの進展、消費者の価値観の変化などにより、従来のように単に「近くて便利」というロケーションのみに依存した商業活動では、高い集客力は望めないことから、魅力ある商店街づくりが課題となっています。一方、今後急速に進展することが見込まれる高齢社会においては、地域生活に密着し、消費者との交流をも図れる商店街の役割がますます重要となっています。
     
    ■業種別商店数■
    表1:業種別商店数
    注)平成11年6月1日現在
    資料:統計東やまと
     
    ■商店数・従業者数・年間販売額の推移■
    表2:商店数・従業者数・年間販売額の推移
    注)各年6月1日現在
    資料:統計東やまと
     
  •  今後は、情報収集力を高め、消費者動向を確実にとらえるとともに、企画提案力や意思決定の迅速性を高め、消費者ニーズにいち早く対応できる小規模小売店へと体質を強化するなど、商店経営の近代化を進めていくことが求められています。このため、商店街の環境整備とあわせた人材育成を図り、地域生活に根ざした商業の活性化に努める必要があります。
     
     また、「生活心」への商業核の形成は、地区別の特徴あるまちづくりを進める上で極めて重要な位置づけとなっています。
     
第二次基本計画の「主な事業」の達成状況
事業名 事業概要 達成状況 第三次計画での扱い
商業振興計画の策定 商業振興のための長期的・総合的な計画の策定 未着手 継続
商店街の景観向上 歩道のカラー化、壁面後退による歩行空間の確保、ファサードの統一化等による整備 着手 継続
商業核づくり 東大和市駅周辺の核形成 未着手 継続
商業核づくり 上北台駅周辺の核形成 未着手 継続
商業核づくり 武蔵大和駅周辺の核形成 未着手 継続
  

基本目標

  1. 商工会の財政・組織基盤の安定的確立のための支援に努めます。
     
  2. 商店経営の維持・強化に努めるとともに、コミュニティの場としての商店街の活性化に努めます。
     
  3. 地域経済の活性化をめざし、「生活心」への商業核の形成を進めます。 

施策の方向

  1. 商工会への支援
     
     市内における商業振興上の多くの課題を克服していくためには、商工会の財政・組織基盤を安定的に確立していく必要があることから、そのための支援に努めます。
     
  2. 商店経営の維持・強化
     
     厳しい経営環境の中、商工会の経営改善普及事業を通して、各商店の状況に応じた経営相談や指導・助言及び地域総合振興事業による研修会、セミナー等の実施に努めます。
     
     また、経営状況に応じた小口事業資金融資あっせん制度及び利子補給・信用保証料助成の維持拡充や他機関の融資制度の誘導に努めます。
     
  3. 商店街の振興
     
     魅力ある商店街を再生していくため、景観などまちづくりとの整合性を図りながら、商店街の個性や統一性を創出できるよう、環境整備の支援を充実していきます。
     
     また、集客力の向上を図るため、共同事業や各種イベントの開催を支援します。
     
     さらには、生鮮食料品店の確保や空き店舗の解消を検討し、高齢者など地域消費者との交流を深めることができる地域商店街の活性化に努めます。
     
  4. 拠点地区における商業核の形成
     
     東大和市駅周辺、上北台駅周辺、武蔵大和駅周辺、玉川上水駅周辺の「生活心」においては地元商店街への支援の充実に努めます。
     
     また、魅力ある商業集積を誘導することにより、地区特性に応じた、集客力と賑わいのあるショッピング街の形成を図ります。

施策の体系

 商業の振興

商工会への支援
  商工会との連携強化

商店経営の維持・強化
  商業者人材育成の支援
  経営相談・指導・助言の充実
  小口事業資金融資あっ旋制度の充実

商店街の振興
  魅力ある地域商店街の形成
  商店街活性化イベントの推進
  商店街組織の育成・強化

拠点地区における商業核の形成
  東大和市駅周辺地区での商業核の形成
  上北台駅周辺地区での商業核の形成
  武蔵大和駅周辺地区での商業核の形成
  玉川上水駅周辺地区での商業核の形成 

主な事業(商業の振興)

事業名 事業概要 前期
(平成15年度~19年度)
後期
(平成20年度~24年度)
商業振興計画の策定 商業振興のための長期的・総合的な計画の策定 計画策定  
商店街の景観整備 歩道のカラー化、壁面後退による歩行空間の確保、街路灯等を整備 整備 整備
商業核づくり 東大和市駅周辺、上北台駅周辺、武蔵大和駅周辺、玉川上水駅周辺の商業核の形成 「市街地の整備」の節を参照