平成22年12月4日(土)にハミングホールで行われた「平成22年度ご近所力向上シンポジウム」の概要を紹介します。

プログラム

第1部 シンポジウム
「自治会ってなんだろう!?」
 板橋区町会連合会
  南常盤台2丁目町会 小林 保男 会長
  高島平3丁目自治会 高村 義博 会長

第2部 落語
 前座 三笑亭 夢七
 真打 三笑亭 夢丸 

内容

シンポジウム「自治会ってなんだろう!?」
 (板橋区町会連合会 南常盤台2丁目町会 小林 保男 会長 高島平3丁目自治会 高村 義博 会長)
 

 板橋区は、町会・自治会の連合組織である板橋区町会連合会との連携を密にし、きめ細やかな区政運営を行っています。
 板橋区町会連合会は、平成21年に創立50周年を迎えた歴史ある組織で、区内に18か所ある地域センターごとに支部を配置し、198の町会・自治会が加入しています。
 シンポジウムでは、東大和市子ども生活部長の進行により、それぞれのテーマについて発言していただき、実践をまじえた貴重なお話を聞くことができました。 

町会連合会と行政のかかわりについて

 昭和34年54団体で板橋区町会連合会が発足し、現在198団体で平成21年に50周年を迎えました。総会は年1回、支部町会は毎月開催しています。区役所とは、毎月1回連絡会を開催し、関係部課長から区の事業などを報告していただいています。また、年1回町会長を対象として区の事務事業説明会を開催しています。その他、区への要望事項に対しては、区幹部との懇談会等を行い、経過などを含め回答いただいています。さらに、区の理事者との懇談会や議会の各会派の幹事長の皆さまとの懇談会を年1回開催しています。区と連合会の関係は非常に良いと思っています。

自治会ってなんだろう

 地域で複数の人が集まって何かを行う時には、自治会が出ていきます。地域の振興です。青少年の健全育成や夏祭りなども開催しています。自治会員の中から講師をお願いし、市民講座を開催しています。2004年からは地域のために毎週火曜日、学校の1教室を解放していますので、ここを利用し、ふれあい運動を行っています。どなたでも参加でき囲碁、将棋、ダンスなどを楽しみ、健康や福祉の話などを聞ける機会も作っています。(高島平3丁目自治会)
 仲間がいない生活、一人ぼっちの生活を考えると自治会に入ったほうが良いと思います。もともと人間は、一人では生きていけないし、古くから村があるように、助け合って生きてきました。板橋区も自治基本条例の制定に向け、どのようなまちにするのかのワークショップが始まりました。自治ってなんだろうから考えると、共同でまちを行政とともに作ることかと思います。身近な自治会に入ることは、安全で安心な気持ちになれ、子育て支援、防犯、防災など計り知れないメリットがあると思います。(南常盤台2丁目町会)

民間交番について

  南常盤台2丁目町会では、東京都の商店街振興事業を活用し、民間交番を建てました。管理運営のための委員会を設置し、「森の番所」として活動しています。午前8時から午後9時まで1組2人が3交代制で常駐しています。この人たちの仕事は、町内を1回パトロールし、警察からの情報を掲示板に掲示したり、落し物や道案内、相談なども行っています。正月も含め1年中、常に開いています。昔は井戸端会議の場で、今はここが人と人がふれあう場所として使われ、町の拠点として、「森の番所」がサロンとなりました。

高齢者の助け合いについて

 高島平3丁目自治会では、平成6年から高齢者の助け合い運動を発足させました。アンケートから始め、希望者は2500世帯のうち26世帯、協力者は中高校生も含め65名でした。内容は、5階建てでエレベーターがない団地での買い物の手伝い、病院に1人で行けない人の付き添い、1人暮らしの話し相手、電気器具の取り換えなど様々なお手伝いをしています。費用は1回300円で1時間ぐらいを目安にし、そのお金をボランティア保険などに充てています。約束は、プライバシーを口外しないこととしています。

幅広い年齢の会員を自治会活動の場に

 地域を支えることは、若い人からお年寄りまで皆で行うことが大切です。今、学校は参観日などに地域の人たちに学校を見てもらう方向に変わり、防災訓練などは一緒に行っています。阪神淡路大震災のときは、学校が大きな力を発揮しました。スペースだけでなく教師や保護者などが非常に活躍しました。学校と町会との関係は、「学校連絡協議会」が設置され、町会の正副会長や青少対などが参加しています。学校がどのように教えているかを保護者が評価し、その対応を町会など地域の人たちが評価するのです。このことにより地域の学校になりつつあります。町会に中々入ってくれない年代層である30代や40代のお母さんやお父さんに声を掛け、協議会や自治会の話をします。お祭りや子ども会などには、先頭に立ってもらうようお願いしています。防災訓練などでは、学校と地域のかかわりからお年寄りまで、幅広くその年代なりに役割を担ってもらいます。町を愛していると自治の力が強くなります。3年先、5年先の地域をお年寄りだけが守るのではなく、みんなにふさわしいまちづくりをすること、このことが自治基本条例に結びつくものと思います。益々地域の重要性が見えてきます。

参加者の声~アンケートから~

  • 地域社会を少しでもよりよくする為には、本日のような「ご近所力向上シンポジウム」は非常に重要と思う。故にこの様な企画を今後共の継続を願う。
  • 落語は、日本の文化ですのでベテランは更に素晴らしく、若手の躍進を望みます。夢七さんよいお声で、夢丸さんの話術はさすが惹きつけられました。
  • 区の自治会の会長さんを招いての話は、参考になると思う。地域の力が強くなること、多くの層の人達が、自治会に加入してもらうことが、課題ということになるのでは、と考えます。そのための工夫と仕掛けをどう構築していくかにかかっていると思います。
  • 南常盤台の小林さんのお話で、森の番所の話が、参考になった。東大和の団地にも、あればいいなと思う。

 ご参加ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
 

ご近所力の向上が地域を活性化

 市では、引き続き自治会の活性化及び自治会の結成を呼び掛けていきたいと思います。「東大和に住んでよかった」と思える、地域の「絆」づくりや「ご近所力向上」のためのご意見をお聞かせください。